ごくつぶしぶろぐ!

Gokutsubushi's Blog

2016-01-01から1年間の記事一覧

【映画】この世界の片隅に 催涙ガスのような映画。戦時中の女性と生活。

すごく良かった。作画や音楽の雰囲気に感化されて冒頭から涙腺が緩み、中盤からは事あるごとに泣いていた…。何もかも良かったけど、特に能年玲奈の演技が素晴らしい。素朴で自然で心に残る。舞台は戦時下の広島、呉市。 主人公のすずは広島から呉に嫁ぐが、…

【映画】 聲の形 言葉にならない。泣きっぱなし

良すぎて感想が言葉にできない。 ここが良かったとか、こういうメッセージが伝わってきたとか、そういう具体的な指摘が、圧倒的な感動のせいで全くできない。今日になって気付いた。 映画って本来こういうものなんだ。 劇中のワンシーンや個々の台詞を個別具…

【漫画】ファイアパンチ クッソ面白い。王道メタ漫画。

ファイアパンチくっそ面白い。 ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者: 藤本タツキ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/07/18メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 久々漫画にハマった。しかも集英社。しかも能力者バトル漫画…

【映画】君の名は。アニメ的アニメ。

東浩紀のいう「セカイ系」と感じた。新海誠は『秒速』『言の葉の庭』と観てきたので、文学的なアニメをやるものだと思い込んでいたから、こんなにアニメ的なアニメだとは思わず、拍子抜けした。途中少し眠かった 制服→巫女のJK、ツインテールの妹。これでも…

【映画】『怒り』最高にやるせない。表象不可能性に挑んだ作品

ものすごい映画だった。 先月観た『日本で一番悪い奴ら』がその時点で今年一番だったと言ったが、『怒り』が同率一位で並んだ。鑑賞した後の圧倒的な余韻に関しては他の作品と比べ物にならない。やるせない。 これに尽きる。 『怒り』というタイトルから、な…

最近見た映画

『ドクトル・ジバゴ』 革命前後の帝国ロシアと旧ソ連を生きた青年の半生。長い。純文学。眠かった。もはや内容あまり覚えてない。自分に受け止めるリテラシーと記憶力がない。 『パイレーツ・ロック』 1970年代イギリス。北海に漂流しながらラジオで24時間ロ…

『シン・ゴジラ』ゴジラは何の比喩だったのか?

『シン・ゴジラ』鑑賞。確認しておくと、ゴジラはビキニショックによって生まれた原子力の怪獣であり、自然災害のメタファーであると同時に放射能という人的災害の表象でもある。戦後日本の文化にゴジラという怪獣がここまで深く根付いたのは単純にキャラク…

【映画】『BORUTO ボルト』ここ最近で一番のアニメ・映画。

今更ナルトの映画を見たけど、とっても良かった。本当に良かった。最近アニメを見てもなかなか面白いと思えなくなっていたので、久々にこんなに素晴らしい作品を見て、感動することができてすごく嬉しい。BORUTO -NARUTO THE MOVIE-(完全生産限定版) [Blu-ra…

一社目の内々定獲得、からの哲学

人はなんのために生きているんだろう。 ほんと自分アホだと思うんだけど、就活が本格化してきたこの時期に今更こんなことを考えて思索に耽っている。いまは橋爪大三郎と大澤真幸の対談『ゆかいな仏教』を読んで仏教について考え中。僕は宗教の中では仏教とい…

帰国、就活

2015年の12月29日に北京から日本へ戻ってきて、もう丸2ヶ月経った。4月から大学四年生になる。言うまでもなく就活に奔走している。留学中は就職のことなど一切考えずに毎日本を読み映画を見て気楽に中国人たちと交流していたというのに、あれはなんだったん…