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Gokutsubushi's Blog

両親と北京観光

毎日いろいろやっているような、それでいてなにもしていないような…。
午前は留学生向けの上級中国語の授業に出て、昼は基本的に韓国人と中国人との3人かそれにモンゴル人を加えたメンツで飯を食い、午後は中国人学生の授業に潜るという日常。悪くない。
ただ僕はまともな人間ではないので、午前3時間勉強するともう頭がボーッとしてくる。じっと3時間なにかをするともう眠たくてつまらなくてしかたなくなってしまう。もし自分もそうだという方がいたら福本伸行の麻雀漫画『熱いぜ辺ちゃん』を読んでほしい。そのなかに、死の間際の老人が主人公たちに「わたしは怠惰な若者でした―。同じことを3時間もやると眠くなってしまうのです。…」と自分の人生を回想した手紙をわたすというストーリーのエピソードがある。僕はそれに感動し救われた。

一昨日まで両親が北京に来ていた。
留学にかかる費用の一切を負担してもらっている両親には頭が上がらない。2日間の日程でできる限り北京を満喫してもらおうとけっこう張り切って計画を立てたのだが、2日間に詰め込みすぎてもう若くない親を無理して歩かせすぎる結果になった。結局僕の見込み違いで長城行きの切符も買えず、長城には行けないし親父は腰を痛めるしで、至らない点が少なくなかった。
僕は昔からこうで、不器用といえば多少聞こえがいいが、他人のことをきちんと勘案できない。これは人間として致命的な欠陥だ。こんな人間と付き合ったり結婚したりしたらろくでもない目に遭うと自分でも思う。どうしてこうなっちゃうんだろう。こちらとしては一生懸命やってるつもりなのに。
でも両親は総じて言えば初の中国、北京を楽しんでくれたようで、本当によかった。それに僕が中国人の店員と談笑するのを見て留学に一定の成果があったと安心したようで、それもよかった。次があったらできるだけ歩かない旅程を計画しよう。


2日で盧溝橋と抗日戦争紀念館、天安門、故宮、円明園、それから有名な繁華街に行き、北京ダックや火鍋を食べたが、京劇を見たことが一番印象深い。面白かった。インスピレーションが湧いてきた。誰か京劇の扮装をしたキャラクターが出てくるゲームを作ってほしい。

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